
いつも「ぷらすなラボ」をご覧いただきありがとうございます。
私事ですがこの度、河橋いるかはかねてより交際していた一般の女性と婚姻届を…

あんたまだ18歳にすらなってないでしょ。

ボケを潰さないでくれませんか(泣)。
…もちろん、今のは冗談です。学生結婚とかするつもりないから!
実はこの度、大学に合格することができました。

まあ、形だけ祝っておいてあげよう。

お、おう。
具体的な大学名は個人情報になってしまうので言えないのですが、MARCHクラスの大学で、それなりに知名度はある大学ということだけは言っておきます。
明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)の私立5大学の総称です。
学習院大学(G)を加えて「GMARCH」と呼ばれる場合もあります。
この記事のもくじ
まだ12月なのに、もう合格が出たの…?
「おいおい、共通テストは1月だし、二次試験はもっと後だろ?」
そう思った方もいるかと思います。
…そうです。僕は共通テストは受けません。

じゃあ、一体どうやって…

それは指定校推薦を使って受験したからだよ。

なんかムカつくから解散。

なんで?!
ここで念のため、指定校推薦についてのちょっとした説明を。
指定校推薦というのは正式名称を学校推薦型選抜(指定校制)といって、大学側から特定の高校に対して一定の人数分の募集をかけるというもの。
高校側はそれに基づいて、基準を反映した上で校内選抜などによって募集人数ぴったりに受験者を絞り込み、大学側は面接や小論文などの試験を経て試験者の合否を決定します。
具体的な基準としては、
- 特定の時期(おおむね3年生の1学期)までの評定平均(1・2年の学年末成績+3年の1学期時点の成績)が一定以上であること
- 欠席日数や遅刻・早退回数が一定以下であること
などが挙げられます。
しかしこの制度は大学と高校の信頼関係によって成り立っているので、校内選抜を通れば合格率は極めて高いものになっています。
指定校推薦は100%に近い合格率ですが、決して100%ではありません。試験結果によっては不合格となることもあります。
また、合格が出た後も、素行不良などを理由に合格取り消しとなるパターンも存在します。
ただし、指定校推薦で進学した生徒は成績などの追跡調査が行われることがあり、その結果によっては翌年度以降(すなわち、その生徒の後輩たち)の枠が取り消されることもあります。

つまり、ある程度の成績を取ってて、
休み癖とか遅刻癖がなくて、
特に悪いことしてない人が受けられる受験ってことね。

そういうこと。
(言い方は悪いけどね)
実録!かわはしが合格を勝ち取るまで
僕が受験した年度(2021年度・令和3年度入学者向け入試)は新型コロナウイルスの影響で、例年と一部異なるスケジュール・形式で進行しました。
次年度以降は以下のスケジュールと異なる形式になる場合があることをご了承ください。
8月初旬:指定校推薦枠の公開
8月初旬。僕の通っている高校で、今年度大学から要望があった指定校推薦枠の公開がされました。
そこには、僕がかねてより行きたいと思っていた大学の枠も…しかも、学部も学科もドンピシャで。
しかし、その学科の枠はわずか1枠。ある意味、狭き門です。
そして、その大学の募集要項を確認したところ…
- 評定平均が一定以上であること。
(実際の要項には具体的な基準が示されています) - 教科は「数学」「理科」を履修していること。
(実際は教科内の科目も細かく指定されています) - 本学での学習意欲があること。
…基準を満たしてました。やったぁ!

かわはしくん、学習意欲あるの?

あるわ!
夏休み中:オープンキャンパスや学校説明会に参加
夏休み中は大学のオープンキャンパスや学校説明会に参加して、参加レポートを書きます。これは僕が通っている高校側が出している条件なので、必須でない高校もあると思います。
ただし、この年度は新型コロナウイルスの影響で、例年行われている形式でのオープンキャンパスは軒並み中止。
この年度のみ特例として、その代わりに行われたオンライン上でのオープンキャンパスでもOKとなりました。

オープンキャンパスってどんなことしてるの?

学部・学科の説明はもちろん、各学科の特色を活かした色々なコンテンツが配信されてたよ。
第2希望の大学はバーチャルスペースで説明会やってたりしたけどね(笑)
8月下旬:評定平均が確定
例年ならば夏休み突入のタイミングで通知表が配布され、評定平均が確定するのですが…今年は新型コロナウイルスの影響もあり、通知表の配布は夏休み終了後の8月末に行われました。
その結果、3年1学期までの評定平均は4.7で確定。この数値をもとにして、校内選抜に挑むことになります。
9月上旬:希望票を提出、校内選抜へ
ここから希望票を出すまでは、各々がそれぞれの情報網を駆使して壮絶な情報戦を繰り広げます。
ええ、僕のところにも来ましたよ。「かわはしと同じくらいの成績の子が同じ学科狙ってるよ」とか、「その学科はオール5に近い子が狙ってるからやめた方がいい」とか…
ちょっと翻弄されかけましたが、夏休み中に自分の中で決めた志望校を変えることなく、希望票にその学校の名(と、第2希望の学校名)を書き入れました。
そして、満を持して9月上旬、担任の先生に希望票を提出したわけです。
ここから結果発表までの2週間は、ある意味「地獄の2週間」です。
僕も友達に何度も「校内選抜通ったかな…どうかな…」と相談していました。一般入試を受ける友達からは「こっち(一般入試)にいらっしゃい」と悪魔の誘いを頂きました(笑)。
発表がされるまでは先生に何を聞いたところで「ごめん、答えられないんだわ」と言われるだけです。なので生徒同士でただただ探り合いをするだけしかない、不毛な2週間を過ごすハメになりました。

それで、落ちたんだったっけ?

さっき受かったって言ったやろ!
9月下旬:校内選抜の結果発表
そして迎えた結果発表。結果は…
校内選抜の結果は次の通りです。
大学・学部・学科名:○○大学 ××学部 △△学科
「…ん?なんだこれ」一瞬思考が固まりました。
そこで担任に聞いてみたところ、「大学名が書いてあるなら、校内選抜を通過したってことだよ」と。
…よっしゃー!
その日は別の大学の校内選抜を通った友達と、喜びあいました(笑)

落ちてたら面白かったのになあ。

ずいぶん怖いこと言うんだね、君。
10月上旬:出願
いよいよ出願です。
最近はインターネット上で出願する「Web出願」形式になっている大学も多いので、むしろ紙の書類で出願する大学の方が少ないかもしれません。
僕が出願した大学もWeb出願形式だったので、大学側から指定された出願サイトを使って必要事項を記入します。
そのあたりはじっくり募集要項を読んで確認しておきましょう。万が一不備があると、本当にシャレにならないので…

ミスしてなかったの?

さっきから言うことが怖いよ、君。
10月中旬:志望理由書などの作成
校内選抜を通過した後は、事実上のエントリーシートにあたる志望理由書などを作成していくことになります。
…と、その前に。高校での成績や出席状況などが記された「調査書」と、高校が正式にその人のことを推薦することを示す「推薦書」が必要なので、担任にその2つの用意をお願いしました。
推薦書は推薦入試(指定校推薦・公募推薦)でのみ必要になりますが、調査書は総合型選抜(旧AO入試)や一般入試などでも必要なことが多いです。
基本的には受験する学校の分だけ調査書が必要なので、担任にお願いするタイミングには余裕をもっておきましょう。
志望理由書の話に戻りますが、形式は大学によってまちまち。単に志望理由を長文で書く場合もありますが、志望理由のほかに「国際的な学習への意欲」などを書くよう求めてくる大学もあります。
基本的には、「その分野に興味を持ったきっかけ」「その学部に行きたい理由」「行きたい大学の他にはない魅力」「その大学に何としても行きたいという強い思い」などを書くといいと思います。
下書きを書き終わったら、国語の先生に添削をお願いして、その添削された文章を本番の用紙に書きます。基本的にどこかに1つは間違いがあるので、しっかりと添削してもらうようにしましょう。
志望理由書と調査書・推薦書が準備できたら、大学宛てにこれらの書類を入れた封筒を郵送します。基本的には簡易書留で郵送すると思いますが、それについても大学側からきちんと指示がありますので、ちゃんと従いましょう。
11月:小論文の出題・提出
11月になると大学側から追加の課題が出されました。
それは「小論文」。出題された問題に対して、データや近年の傾向を提示しながら自身の考えを述べていくというものです。
また大半の大学では面接を行います。僕の大学では面接は行われませんでしたが、志望理由をはじめとして将来のビジョンや学びたいことなどを訊かれるそうです。
当初の予定では、小論文はキャンパスに出向いた上で書く予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で郵送での提出に変更になりました。
…またまた簡易書留で郵送です。

大学って簡易書留大好きだよね。

好きで指定してるわけじゃないと思うよ…。
12月:合格発表
郵送から約2週間後、待ちに待っていた合格発表がやってきました。
合格発表は通知書の発送によって行われるということで、心待ちにしながら高校から家へ帰ると…
…ありました。大学からの封筒が。
少しドキドキしながら封筒を開けました。これで不合格だったらヤバいな…
「合格通知書」
当該生徒の選考結果をお知らせします。
…
…やったぁ!
こうして僕の戦いは幕を閉じたのでした。

また幕が上がらないかな。

そこでアンコール求めないでくれますか。
まだまだ気は抜けない…
とはいえ、大学に入ったら一般入試で入ってきた人たちと同じ授業を受けるわけです。そして一般入試を受けた人は、その分猛勉強している…
つまり、少しでも気を抜くと、あっという間に一般入試組に後れを取り、転げ落ちてしまうリスクがあるということ。
その努力を怠ると、大学の授業に追いつけなくなるので…しっかり高校で学習した内容を総復習しようと思っています。

くれぐれも落ちこぼれにならないようにね。

あ、はい。(頑張ります)
4月からまた新たな環境へ進むかわはしとともに、今後とも「ぷらすなラボ」をよろしくお願いします。