スマホケース、付けてますか?
十人十色、色んな人がいるので、当然「スマホケースなんか付けないよ、裸で使うよ」という人もいれば「自分はよく落とすから、スマホケース必ず付けるよ」という人もいると思います。
ちなみに僕は俗に言う(?)「ドロッパー」で、スマホをよく落とす人種です(笑)。
そこで、今回はスマホケースを付けている人に向けて「どの素材のケースにどんな特徴があるのか」ということを深掘りしていきたいと思います。
ポリカーボネートケースの特徴
まずはプラスチックの一種である「ポリカーボネートケース」。硬さで分類すると「ハードケース」という硬めのケースに分類されます。
特徴1:硬いので着脱が少ない人向け
「ハードケース」というくらいですから、当然硬いです。これについては当たり前のことなんですが、問題はこれが示していることです。これが示すのは「ケースをよく着脱する人には向かない」ということです。
ケースをよく着脱する人、例えば風呂でスマホを使う人(まあ、推奨はしませんが…)などですね。そういった人たちにはハードケースはあまりおすすめできません。
何故かというと、硬い素材とスマホ本体が着脱の度に擦れ合う(摩擦する)からです。着脱を何度も繰り返してしまうと、ケースと本体の双方に傷がついてしまいます。ケースをよく着脱する人には向かない理由はここにあります。
よく着脱する人がハードケースを使うと、本体が傷つくというわけです。本体を守るためのケースなのに、逆に傷がついてしまっては本末転倒です。
ちなみに、最悪の場合はケースが欠けてしまいます。僕は過去にそれをやらかしました(汗)。
特徴2:加工が簡単なので比較的安い
ポリカーボネートは加工が簡単なので、amazonなどでも比較的安い価格で販売がされています。
また、100円ショップでもポリカーボネート製のハードケースが販売されています。それだけ加工が簡単で、製造コストが安いのだろうと思います。
特徴3:色重視なら完全に軍配
3つ目の特徴としては、「色」についてのことです。
まずポリカーボネート製のケースはカラーバリエーションがとにかく多いんです。何故かというと、先程言ったように「加工が簡単だから」。
加工が簡単、というのは単に「成形が簡単」というだけではなく、「着色も簡単」なんです。カラーバリエーションの多さはホントにピカイチです。
さらにポリカーボネートの強みが出るのが「クリアケース」です。「クリアケース」についても、ポリカーボネート製のケースが一番おすすめです。
全く黄ばまないわけではないのですが、今回取り上げている素材の中では一番透明性が高く、黄ばみにくいです。
おすすめのポリカーボネートケース
ポリカーボネート製のケースでおすすめできるのはパワーサポートさんの「エアージャケットセット」でしょうか。
密着性が高く、とてもおすすめです。ただし外しにくいことや、傷がつきやすいのが難点です。
シリコンケースの特徴
続いては「シリコンケース」。柔らかい「ソフトケース」として分類されるケースです。
特徴1:グリップ感は抜群
まずシリコンケースを語る上で外せない点が「グリップ感」です。シリコンはゴムのような感触なので、シリコンケースのグリップ感はクセになるレベルで良いです。
個人的には持ちやすさを求めるのであれば、シリコンケースに勝るものはないような気がします。
特徴2:クリアケースは黄ばむ
シリコンケースの難点は「経年劣化」。長い間使っていると、クリアケースの場合は黄ばんでしまいます。
硬さに関わらず「クリアケースを使いたい!」という方は、シリコンケースよりポリカーボネートケースを選んだ方がいいかと思います。
おすすめのシリコンケース
シリコンケースでおすすめできるのはHumixxさんのシリコンケースです。amazonでの評価が高く、おすすめです。自分も正直欲しい。
TPUケースの特徴
3つ目は最近になって人気が出てきている「TPUケース」。ポリカーボネートよりは柔らかく、シリコンより硬い、中間の素材です。
特徴1:着脱は割と簡単
TPUはポリカーボネートと同じくプラスチックの一種なのですが、ポリカーボネートより柔らかいため着脱がわりかし簡単になっています。
よくケースを着けたり外したりする人でも、TPUケースを使えば本体に傷はつきにくいです。シリコンには負けますけどね。
特徴2:だいぶ安く種類も豊富
TPUケースが他の素材より優れているところ、それは「価格」と「種類」です。
amazonで「iPhone ケース」などと検索すると、7割くらいはTPU素材のケースが出てきます。それだけ種類が多いです。中には価格が1,000円を切っているものもゴロゴロあります。
カラーバリエーションはポリカーボネートより劣るかもしれませんが、それでもかなりの種類が存在します。
ちなみに、最近は100円ショップでもTPU素材のケースが販売されています。
特徴3:すぐ黄ばむ
結論から言いましょう。TPU素材のクリアケースは買わないほうがいいでしょう。
それはなぜかというと、すぐ黄ばんでしまうのです。過去にTPU素材のクリアケースを使ったことがあるのですが、そのケースは半年で黄ばみ始め、9か月も経てばまっ黄色に…(汗)。
買うとしても、完全なクリアケースではなく、サイドが着色されているモデルを買った方がいいでしょう。サイドが一番黄ばみます。逆に言えばそれ以外はちょっとは黄ばみますが、そこまで気になりません。
おすすめのTPUケース
例のごとくおすすめケースのご紹介ですが、このケースは自分もかなり欲しいケースです。機種変更したら同時に買おうと思っているくらいです。
それがSpigenさんの「ラギッド・アーマー」です。スタイリッシュなデザインも魅力的なんですが、何よりおすすめできるのが耐久性。実はこのケース、米軍のMIL規格という耐久規格を取得しています(笑)。
レビューを見ると、「3階から落としても本体に傷が付かなかった」「バイクで猛スピードで走行中に落としたけど、本体には傷一つなかった」というレビューがありました。MIL規格すげぇ。
レザーケースの特徴
レザーケースは革などを使ったケースで、手帳型ケースなどに広く使われています。
特徴1:手触りが極めて良い
まず、レザーケースは手触り感がとても良い仕上がりになっています。この「手触りの良さ」というのが、レザーケースの大きな強みです。
他の素材では、どうしてもレザーケースよりも手触り感が悪く感じます。「触り心地の良さ」重視なら、レザーケースが有利ですね。
特徴2:手帳型なら前面も守れる
最近広まっているケースとして「手帳型ケース」というものがありますよね。大体の手帳型ケースはTPUケースなどに革を貼り付けた形になっています。
この手帳型ケースの場合、閉じていれば画面側の本体前面も守ることができます。スマホを落とした場合でも傷が付きにくくなります。
ただ、手帳型ケースはちょっと大きくなってしまいます…前面も守れる以上、仕方がないことですが。
特徴3:長く使うとボロボロになる
「経年劣化」とは少し違うような気がしますが、長く使っているとレザーケースはボロボロになってしまいます。2年間もの間、同じレザーケースを使うのはかなり厳しいかと思います。
TPU素材のクリアケースと同様に、レザーケースもやや短いスパンで買い替えた方がいいかと思います。
おすすめのレザーケース
せっかくなので手帳型ケースを紹介しておきましょう。
こちらのDUXDUCISさんの手帳型ケースがおすすめです。スタイリッシュなデザインで、とても魅力的なものとなっています。
木製ケースの特徴
番外編として、木製ケースの特徴も挙げておきます。大抵のケースは薄い木の板にポリカーボネートを組み合わせたものになっています。
特徴1:木特有のサラサラとした触り心地
木製ケースはなかなか手触りが良いです。サラサラとした感触で、長い間持っていても違和感を感じないかと思います。
しかしこのサラサラした触り心地が故に、他のケースよりやや落としやすいです。スルッといってしまいます。サラサラしている以上、これは避けられないのでしょう。
特徴2:やや高い
木製ケースは木の加工にそれなりの技術が必要なのか、ある程度のものを買うなら2,000円超えは覚悟した方がいいかと思います。100円ショップで探してもほぼ絶対ないでしょうね(笑)。
ただ、値段相応の満足度があるのは確かです。飛びぬけて高いという程でもないので、ちょっと奮発するのもいいかもしれませんね。
おすすめの木製ケース
おすすめの木製ケースはMan&Woodさんの木製ケースです。Man&Woodさんのケースは軒並み3,000円ほどと少々値が張るのですが、その代わりに品質はとても高いです。リンク先のケースではヨットやカモメが描かれているなど、デザインも凝ったものになっています。
自分のスマホの使い方で選ぼう
参考のため、それぞれのケースの特徴を表にまとめてみました。
素材 | 硬さ | 着脱 | 手触り | 価格 | 色 | グリップ | 寿命 |
ポリカーボネート | 硬い | △ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
シリコン | 柔らかい | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
TPU | やや柔らかい | 〇 | △ | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
レザー | 柔らかい | 〇 | ◎ | 〇 | △ | ◎ | △ |
木 | 硬い | △ | ◎ | △ | △ | 〇 | 〇 |
スマホケースについては「絶対にこれがおすすめ!」というのは特になく、あくまでそれぞれに合ったケースがあるよという感じです。この一覧表を参考にして、自分に合ったケースを見つけてくださいね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!