ここ2~3年でスマートフォンのベゼルレス化が進んでいますが、いわゆる「ノッチ型」のスタイルを歩むAppleらとは異なり、「Galaxy」シリーズを販売しているSamsung(サムスン電子)などは「ノッチ型」のスタイルを採用せず、「ベゼルフリー型」(長方形のディスプレイをほぼ維持したまま、額縁部分を狭める)のスタイルを採用しています。
そんな中、来年の春ごろに発表されるであろう最新モデル「Galaxy S10(仮称)」が、ついに完全ベゼルレスのデザインになるのでは、とウワサされています。
現在は「iPhone」を筆頭にノッチデザインが主流
2017年にAppleから「iPhone X」が発売された頃を境に、スマートフォンメーカーはこぞってノッチデザインを採用していきました。現時点でノッチデザインを採用しているのはApple、SHARP、Huaweiなど…挙げればキリがないのです。
しかし、SamsungやSONYはノッチデザインを嫌い、あくまで従来のデザインをできるだけ維持したデザインを採用しています。
ディスプレイに指紋センサーとカメラを埋め込む…?
しかし、現時点では「ノッチデザインを採用しない」ことは他機種に比べて「画面占有率が下がる」ことを意味します。
Appleなどの企業も「ノッチ」の存在は邪魔なようで、各社ともにノッチの小型化を図っている…と言われています。
そんな中、2019年5月ごろに発売されると予測されている「Galaxy S10(仮称)」は、ディスプレイ内に指紋認証センサーとフロントカメラ、スピーカーを埋め込むことでベゼルレス化を図るのではとされています。
これまでに指紋認証センサーをディスプレイ内に埋め込んだスマートフォンはあったものの、指紋認証センサー、フロントカメラとスピーカーのすべてを埋め込んだスマートフォンは未だ前例なし。
この状況でSamsungがウワサ通りの機種を発表すれば、Appleをはじめとする他のスマートフォンメーカーに大打撃を与える可能性があります。
これによって何が変わる…?
スマートフォンメーカーにとって、「ベゼルレス化」はここ数年間の大きな課題でした。その課題が解決するとなると、今後スマートフォンのスタイルが大きく変化していく可能性があります。
さらには「折りたたみ型スマートフォン」なるものも開発されているらしく、現行のスタイルの機種は今後3年間ほどで消滅する可能性が高いです。
スマートフォンの登場以来、画面比の変更(4:3→16:9→19:9)、大型化(3~4インチ台→段階的な大型化ののち、5~6インチ台)、そしてベゼルレス化と進化が続いています。果たしてこれからどうなっていくのか楽しみですね。
今後もスマートフォンの最新情報は随時記事にしていきたいと思いますので、続報をお楽しみに。
今日はAppleのスペシャルイベントが23時から開催されます。そちらもお楽しみに!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!