3月25日深夜にAppleがスペシャルイベントを開催し、さまざまなサービスが発表されました。
イベントではソフトウェアのみの発表だったわけですが、イベント1週間前の18日夜からは3日連続で計4つの新製品が続々と発表されました。
今回は、その製品とサービスをざっと紹介します。
この記事のもくじ
新型「iPad Air」が発表
まず一番手として発売されたのは、「iPad Air(3rd)」。おととし春に9.7インチの「iPad(5th)」が発売されて以来、2年ぶりに「Air」が復活する形です。
10.5インチのRetinaディスプレイ(2,224×1,668px・264ppi)を搭載し、「iPhone XS/XR」と同じ「A12 Bionic」チップを内蔵、さらに重さは9.7インチの「iPad(6th)」よりも軽い456gに抑えられており、「Air」の名にふさわしいスペックを備えています。
そして一番のアピールポイントは、「Apple Pencil」に対応した点。ただし間違えないでほしいのが、対応しているのは第2世代でなく第1世代ということ。
それで問題なのが、第1世代は充電の時に…
こうなるということです。…ダサいね。
ななねこ

ちなみに、「iPad Air(3rd)」には専用の「Smart Keyboard」がアクセサリーとして販売されています。
ちょっと高いですが、使い勝手は最高…らしいです。
新型「iPad mini」も発表
「iPad Air」と同時に発表されたのが、実に3年半ぶりのアップデートとなる「iPad mini(5th)」。
久しぶりの新型ということもあって、チップは「A8 Fusion」から「A12 Bionic」へ4世代もジャンプアップ。CPUは2コア・1.5GHzから6コア・2.49GHzに進化しています。
さらにRAM(メインメモリ)は2GB→3GBに。3GBもあれば、大体のアプリはサクサクと動作するでしょう。
ディスプレイは旧型から引き続き7.9インチのRetinaディスプレイ(2,048×1,536px・326ppi)を搭載。重さも300gほどとなっています。
そしてこちらも「Apple Pencil」に対応。これにより、現在販売中のすべてのiPadが「Apple Pencil」に対応することになりました。…もちろん第1世代ですが、なにか?
ドルフィン
「iMac」もこんにちは
翌日の19日には、第2弾として「iMac」がサイレントアップデート。
これまで通り21.5インチと27インチの2タイプ販売。
21.5インチにはフルHD(1,920×1,080px)と4K(4,096×2,304px)のどちらか、27インチには5K(5,120×2,880px)のディスプレイが搭載されています。
それぞれのタイプで3つのプロセッサを選択可能。RAMはデフォルトが8GBとなっていますが、最大64GBにまで拡張が可能です。
内蔵ストレージも、1TBHDDのほかにFusion DriveやSSDも選択可能。最大2TBのSSDを選択することができます。
▼「Fusion Driveってなに?」と思った方はこちらから
タイプ | CPUパフォーマンス | グラフィックス |
21.5インチiMac | 最大60%高速化 | 最大80%高速化 |
27インチiMac | 最大240%高速化 | 最大50%高速化 |
性能も順当に進化しており、両タイプともに最大50%以上スペックアップしています。特に27インチは、CPUパフォーマンスが最大240%も高速化されています。どんだけだよ
フルスペックとなると、21.5インチでは6コアの「Intel Core i7」プロセッサと4.6GHzのTurbo Boostを、27インチでは8コアの「Intel Core i9」プロセッサと5.0GHzのTurbo Boostを搭載できます。
コネクションの方もびっくりするほどユートピア…じゃなくてポートが多いです。
気になるお値段の方は21.5インチが120,800円~(税抜)、27インチが198,800円~(税抜)。最高価格は645,359円(税抜)となっています。価格もびっくりするほどユートピアのようです。
ドルフィン
新色出せって…「AirPods」がワイヤレス充電に
AirPods!!!
やってまいりました。待望の新型でございます。
…といっても、劇的な変化かと言われるとそうでもなく…。ただバッテリー持続時間は進化しており、新型は5時間の音楽再生が可能です。
さらに充電ケースはワイヤレス充電規格の「Qi」に対応。市販のQi対応ワイヤレス充電器で充電できるようになりました。
ちなみにウワサされていた新色の登場はなし。悲しいなぁ…
1,100円で読み放題!「Apple News+」
3月25日のイベントでは新ニュース購読サービスとして「Apple News+」が発表されました。
このサービスは月額10ドル(約1,099円)で300以上の雑誌やネットニュース、新聞が1つのアプリで読み放題というスグレモノ。家族間最大6人で共有が可能です。
ただし、このサービスは現時点で日本での展開予定はなし。どうにか上陸して…!
ゲーマーに朗報!ゲーム遊び放題「Apple Arcade」
こちらは「Apple Arcade」。月々定額を支払うことで、セガやコナミ、レゴなどのゲームが遊び放題というサービスです。
さらにこちらはiOS、macOS、tvOSに対応している上に、そのプラットフォームの境を超えてプレイできます。
あ、安心してくださいね。ちゃんと日本でも秋には提供開始になるので。
ななねこ